IPO株はローリスク・ハイリターンで儲かる投資！抽選方法や当選確率の上げ方について解説

はじめに伝えておきます。

投資初心者こそIPO株（新規公開株）投資は必ずやるべき。

と思うかもしれませんが、それは大きな間違い。

IPO株を購入するためには抽選し、当選することが必要。

当選確率の上げ方や購入方法を詳しく知りたい方はこのまま読み進めてください。

IPOについて

概要

IPOの価額は公募価額と売出価額があり、新規で株式を発行して買い手を募るのが公募。

買い手を募る時の価額を公募価額、発行済みの株式を売り出す価額を売出価額といいます。

IPOの注意点

人気銘柄は倍率が高い

IPOは上場株式と違って抽選し、当選しなければ購入することができません。

そして人気銘柄は当選倍率が高く、購入できないことがほとんど。

上場後に株価下落リスクがある

IPOも投資なため、上場後に株価下落のリスクは付きもの。

売却する人が多ければ株価は当然下落します。

なるべく持ち越さずに初値で売り、売却時間を間違えてセカンダリーなどはハイリスクなため避けましょう。

抽選結果まで資金ロックされる

証券会社によって抽選参加時や抽選時に資金ロックされるケースがあります。

そうなると他のIPOに資金が回せなかったり、他の用途で使えません。

抽選に外れると資金拘束は解除されます。

IPOのメリット

公募価額が割安

投資家が購入してくれる価額を設定して公募価額を決定しています。

適正価額から割引した価額設定がされているため、とても有利です。

買付手数料が無料

普通なら株を購入する時は、証券会社に取引手数料を支払います。

IPOなら無料なため、投資家はその分多くの利益を得ることができます。

上場後に株価が値上がりしやすい

人気銘柄の場合は、特に株価が大きく値上がりします。

値上がり後に売却するとキャピタルゲイン（売却益）が得られるので投資初心者の方でも簡単に利益が得られる。

IPOは新しい企業が株式市場に参入する瞬間なため、投資家たちは将来的に成長する企業に期待感を持っています。

買い圧力が高まると株価に反映され、公募価格以上に価格が上昇する場合がほとんど。

公募価格で購入して初値で売った場合の勝率は、8〜9割ほどです。

過去の結果

本当に儲かるの？

高確率で公募価額より初値のほうが高いです。

2022年は91社が新規上場しましたが、結果は72勝18敗。

すべての銘柄を1単元ずつ当選して初値売りしたとすると、約611万円の利益に。

2023年は96社が新規上場しましたが、結果は67勝29敗。

すべての銘柄を1単元ずつ当選して初値売りしたとすると、約811万円の利益に。

過去の最高初値売りの利益と最低利益を調査したところ、IPOは2012年にスタートしたため、その年は最も少なく約300万円の利益でした。

そして最高の初値売りは2018年に約2200万円の利益となっていました。

こんなことは正直ありえないのですが、仮に200株、300株当選すると利益はとんでもないことに。

家族の方と一緒にIPOをやることで当選確率も上がり、利益を出しやすくなります。

IPOの参加方法

証券口座を作る

証券口座は銀行口座を作るようなイメージでOK。

証券口座を作り、そこにお金を入れておくとそのお金で株式投資や投資信託を購入することができます。

通常の銀行口座では株式投資はできないため、IPOに参加するには証券口座が必須。

おすすめは新NISAでも人気の楽天証券。

証券口座は1つだけだと1回しか抽選に参加できませんが、2つ、3つと作ればその分抽選することができ、当選確率は上がります。

また、最も配分が多い証券会社のことを主幹事、2番目に多い証券会社は副幹事というので覚えておきましょう。

株の情報収集をする

そこの企業は将来的に見て成長していくのか？つまり、儲かる会社かをチェックしていきます。

将来性があれば株価上昇にも期待ができ、初値も大きく跳ね上がります。

この初値が高ければ高いほど利益が出るのでとても重要。

初値上昇が期待できるのは例えば、ライバル会社がいない、当選株数が少ないこと。

また、IPOの抽選に参加するにはスケジュールの管理が大切。

せっかく良いのが見つかってもそれに抽選すらできなければ当選も利益もありません。

IPOをやるなら「申込期間」「抽選日」「購入期間」「上場日」を確認しましょう。

抽選に参加する

情報を手に入れたら抽選に参加。

手順としましては、申込期間（ブックビルディング）にIPOの割り当てのある証券会社からIPOの申し込みをして抽選します。

当選したら購入期間中に意思表示をして上場日に初値売りするだけでOK。

申込期間にやることは、IPOにある目論見書を必ずチェックして申込みボタンを押します。

また、当選した時に必要な資金をあらかじめ入金しておかないと抽選ができない証券会社もあるため、入金を忘れずにしておきましょう。

申込期間が終わると抽選です。

この日がとても楽しみでワクワクなはず。

結果はメールで送られてくるところもあれば、証券会社にログインして自分で確認が必要なところもあるので忘れないようにしましょう。

当選したら必ず購入期間中に意思表示をしましょう。

最後に、上場日に売却をするため、当日の朝に指値で注文し、利益確定をすること。

「初値で売りたくない」「もっと利益が出そうだから保有していたい」などの方はその手段を取るのもありです。

初値が公募価額を上回る理由としては、企業の価値よりも割安に設定されている場合が多い。

また、売りたい人より買いたい人のほうが多いケースなどがあります。

IPOはほとんどの銘柄が値上がりするため、投資初心者の方などにはとても人気です。

ですが、IPOは当選確率が非常に低いため、強靭なメンタルが必要かもしれません。

当選確率の上げ方

入金額を増やす

1人1票の完全平等抽選とは違い、1人で何票でも申込みができる証券会社もあります。

後期型の証券会社で申し込む

購入申し込み後に抽選をする後期型の証券会社もあるので、一般抽選が終わっても抽選にまだ間に合うのです。

この３つの証券会社はIPO投資に必須と言っても過言ではないです。

資金なしの証券会社で申し込む

通常ならIPOを申し込むには銘柄ごとに設定されている資金が必要です。

そして買付余力がなければ抽選を受けられません。

家族口座や未成年口座を開設する

ご家族や親戚などに協力してもらうと口座開設数は一気に増え、抽選回数も多くなります。

そこで注意するのが、開設者本人が操作しないと借名取引になってしまうため、基本は解説者ご自身で取引をする必要があります。

ご家族に未成年者がいる方は、親権者が証券口座を持っていることが条件。

「マネックス証券」「SBI証券」「松井証券」は未成年者でも口座開設することができ、IPO投資が可能。

多くの証券会社から申し込みをする

銘柄によって申し込みできる証券会社と、申し込みできない証券会社があります。

1つの銘柄に何度も抽選するには多くの証券会社を開設する必要があります。

証券会社は基本管理料など開設時にお金がかかることはなく、むしろキャンペーンを行っているため、メリットは多いです。

一度開設さえしてしまえば、最悪その後は放置でもOK。

SBI証券独自のチャレンジポイントを貯めて使う

SBI証券のチャレンジポイントは、IPOに申し込んで抽選に外れるたびにポイントが貯まる方式。

SBI証券の場合、ポイントの多い順に当選者が決まるため、いつか必ず当選できるのでコツコツ貯めましょう。

注意点としては、「補欠当選」して購入しなかったら使用ポイントはすべて無くなるので忘れずに申し込みましょう。

確定申告は必要なのか？

証券会社により異なる

利益が出たら確定申告が必要か気になりますよね。

必要かどうかは、証券会社に開設した口座の種類で異なります。

IPOで当選しやすい証券会社5選

当選するには申し込みが必要ですが、どの証券会社を開設すれば良いのか気になりますよね。

注目したいのが、「ネット証券であること」「IPO取扱数」「口座開設数」「IPO抽選方法」の4項目を意識しましょう。

株の取引手数料も気になるところですが、数百円程度なので利益が出ればペイできるため、ご安心下さい。

それではおすすめのネット証券会社をそれぞれ比較して見ていきましょう。

証券会社	2023年幹事数（全96社）	申し込み時	資金拘束	抽選方法
マネックス証券	53社	資金必要（同資金❌）	申込時	平等
松井証券	70社	資金不要（後期型）	購入申込時	平等
SBI証券	91社（主幹事数21社）	抽選時必要	当選・補欠当選時	資金力多いほど有利
大和コネクト証券	44社	資金必要	当選時	平等
SMBC日興証券	52社（主幹事数19社）	申込時必要（同資金❌）	申込時	平等

その他おすすめ証券会社

証券会社	2023年幹事数（全96社）	申し込み時	資金拘束	抽選方法
楽天証券	60社	資金必要（後期型）	購入申込時	平等
野村證券	43社（主幹事数17社）	資金不要	購入申込時	平等
大和証券	44社（主幹事数17社）	資金必要	購入申込時	平等
岡三オンライン	49社	資金不要	購入申込時	平等
SBIネオトレード証券	23社	資金不要	購入申込時	平等
岩井コスモ証券	42社	資金必要（後期型）	購入申込時	平等
DMM株	10社	資金不要	購入申込時	平等
auカブコム証券	24社	資金必要	購入申込時	平等
みずほ証券	48社（主幹事数22社）	資金不要	購入申込時	平等

取扱数は多ければ多いほどそれだけ抽選機会があるということなのでとても重要。

口座数は少なければ少ないほどライバルが少ないため当選しやすいです。

まとめ

投資初心者の方におすすめのIPO株（新規公開株）についてご紹介しました。

IPOはローリスク・ハイリターンである投資なのに簡単に参加できます。

抽選に申し込んで当選したら初値で売却するだけで大きな利益が出ます。

IPOは単発の利益なため複利効果はありませんが、資金に余裕があまりない方には特におすすめ。

証券会社はネットで検索して口座開設するより紹介やポイントサービスを利用すると更にお得です。

何かご不明点などございましたらお気軽にご質問下さい。

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