【お金の本質】お金持ちになりたい理由が“これ”だとは思わなかった

Yさん、ありがとうございます！
この「自分でもよくわからない欲」こそ、じつはめちゃくちゃ“人間らしい”動機なんです。今回は、FPとして、そして投資歴6年・子ども3人・20代サラリーマンのぼく自身の体験をもとに、全力で答えていきます。
「なぜ、そんなにお金を欲しがるの？」
「お金がすべてじゃないでしょ？」
たしかにその通り。でも、ぼくはこう思うんです。

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行動しながら学ぶとイメージが湧くよ

意外と“わがまま”というより、“防衛本能”に近い理由が多いんです。
「不安から逃れたい」「自由を手にしたい」「家族を守りたい」ぜんぶ、人として自然な感情。
ぼくも、長女が産まれたときに思いました。
「もし明日、俺が死んだらこの子どうなるんだろう」
そして口座残高を見て、絶望しかけました。
だから、「お金持ちになりたい」と思うのは、“優しさ”でもあるんです。
自分と、自分の大切な人を守りたいっていう気持ちなんですよ。

でも昔のぼくは、正直こう思ってました。

その裏にあったのは、「稼げていない自分の正当化」でした。
本当は欲しい。でも手に入らない。だから欲しくないフリをする。
20代前半、投資どころか貯金もなかった頃。
夜勤明けに牛丼食べながら「俺は金じゃなくて、夢を追う男なんだ」と言い訳ばかりしていた。
でも、夢を追うにもお金がいるんです。
家族を守るにも、お金がいるんです。
「お金を否定する」って、自分の人生の選択肢を減らす行為。
お金を“憎む”のをやめたときから、ぼくの人生は変わり始めました。

ぼくは投資を始めて6年。
毎月3万円ずつ、S&P500インデックスファンドを淡々と積み立ててきました。
今、含み益も出て、教育費の目処も立ちました。
一番の変化は「焦りが消えた」こと。
将来に対して、妙に落ち着いている自分がいるんです。
長女の入園式の日、有休を取ってフル参加できた。
前のぼくなら「休んだら残業できないし減給だ…」って内心ピリピリしてたと思う。
お金持ちになることは、「選べる人生」を手に入れること。
選択肢が増えると、気持ちが穏やかになる。それが本当の“豊かさ”。

ぼくが知ってる“お金持ち”な人たちは、だいたいこうです。

ぼく自身も少額ですが、最近ふるさと納税で「未来の子ども基金」に寄付しました。
以前なら考えられない行動。でも、「稼げるようになったからこそ」できたことです。
お金は、幸せの敵じゃない。
むしろ、「幸せを広げるための燃料」なんです。

という“人間らしい動機”なんです。
ぼくたちはロボットじゃない。
不安を感じるし、安心したいし、誰かに優しくしたい。
そのために、お金が必要なんです。
それを「わがまま」と呼ぶ人は、自分の感情から目をそらしているだけかもしれません。

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『DIE WITH ZERO』 人生を最大化するお金の使い方

以前のぼくは「老後のために貯金」を最優先に考えていました。しかし、『DIE WITH ZERO』 に出会い、「お金は貯め込むより、適切なタイミングで使うべきだ」と気づかされました。

この本を読んで、迷っていた家族旅行を決断。子どもたちとの思い出やパートナーとの特別な時間は、何物にも代えがたい宝物になりました。お金の価値は体験でしか生まれない。その実感を得た瞬間です。

老後のためだけでなく「今」を楽しむ生き方を教えてくれる1冊。後悔しない人生を送るために、ぜひ読んでみてください。