あなたは、iDeCoに加入していますでしょうか。
「前から制度は知っているけど、途中解約ができなくてなかなか一歩踏み出せない…」「出口戦略も複雑だから難しい…」。
このようなご質問をいただくことが多いのですが、ぼくは逆にこれこそ大きなメリットだと思っています。
「誤った解釈をされている方」「これから始めてみたい!」方々に正確な情報をお届けしますのでご安心ください。
iDeCoは別名「個人型確定拠出年金」と言われ、私的年金制度です。
税制優遇を受けながら、「豊かな老後生活を送るための資産形成ができる!」として注目されています。
iDeCoはやらなきゃ確実に損をし、将来の資産に大きく影響することに。
あなたにオススメなiDeCoの入り口から出口まで解説するので、一緒に資産形成しましょう。
すべてご紹介するととても長くなるため、重要な箇所をピックアップしていくので、最後まで読み進めてください。
わたしたちのことを知らない方もいると思うので自己紹介させてください
コバ夫婦ってこんな人
- 子ども3人一馬力の20代会社員
- 年収600万円で1日7時間労働(年間休日124日)
- FP2級ホルダー(簿記3級を勉強中)
- 投資歴5年目(デイトレード、高配当株、IPO、インデックス投資)
- 楽天経済圏(2023年15万ポイント獲得)
- 筋トレ、読書、料理は欠かさず行動中
- 副業では月10万円〜20万円の収入をGET
- SNSはInstagram、Xでお金の情報発信
- YouTubeで投資や節約について情報発信
本題に入る前にわたしのおすすめの本についてご紹介させてください
お金に強い女性のマインドを徹底的に学べる本よ
学んだ先のことまで書いてて手厚いわ
とくに人生に何かしら迷っている人にオススメよ
iDeCo概要
基本的に20歳から65歳未満のすべての人が加入できるけど、原則60歳まで資産を引き出しができないよ
だけど、「一定以上の障害状態になった場合」「死亡した場合」は障害給付金や死亡一時金を受給できるわ
iDeCoも投資をしていくから、もちろん、元本が減るリスクはつきものだよ
iDeCoの注意点
- 金融機関によって手数料が違う(オススメはネット証券)
- 資産運用はあなたの責任で行われ、受け取る額は運用成績により変動する(元本保証型もある)
- 専業主婦(夫)などの課税所得がない方は、掛金の所得控除は受けられません(収入が0なため)
- 今は停止されていますが、今後、特別法人税(年1.173%)が課される可能性もある(復活は阻止したい)
元本保証型もあるからあなたに合った商品を選ぶといいけど
ぼくがオススメする商品を後ほど紹介するね
わたしみたいな専業主婦は、収入が0で控除するものがないからあまりオススメはしないわ
次はメリットや掛金などについて見ていこうか
iDeCoメリット
- 掛金が全額所得控除できる
- 運用益も非課税で再投資できる
- 受け取り時も控除が使える
- スイッチングができる
- 差し押さえされない
- 現役世代しか利用できない
掛金が全額所得控除できる
毎月1万円積み立てたら1年間で12万円控除が受けられ、
所得税10%、住民税10%で24,000円もお得になるよ
毎月2,000円少なくなるから、1万円から差し引くと。実質2割引で積み立てできるってことよ
2割引は大きなメリットだね
20歳から65歳までやればこの差はとても大きいよ
運用益も非課税で再投資できる
普通、投資をすると運用益に20.315%課税されるけど
iDeCoなら非課税で再投資されるから資産拡大したい方には効率がいいんだ
例えば100万円の利益が出ても、20万円が非課税になるってことよ
受け取り時も控除が使える
iDeCoは「年金」「一時金」「年金と一時金の両方」の3つの中から受取方法を選択できるんだ
年金なら「公的年金等控除」、一時金なら「退職所得控除」が利用できるよ
オススメはないの?
ぼくなら間違いなく一時金で受け取るよ
退職所得の計算式も教えるね
退職所得=(収入金額ー退職所得控除額)✖️1/2
そして退職所得控除の金額は勤続年数によって違うんだ
年数の端数は1年繰り上げるよ
勤続年数 | 退職所得控除額 |
20年以下 | 40万円✖️勤続年数(80万円以下なら80万円) |
20年以上 | 800万円+70万円✖️(勤続年数ー20年) |
実際に2パターンでシミュレーションしてほしいな
そうだね
勤続年数10年、勤続年数30年で見ていこうか
勤続年数10年
- 40万円✖️10年=400万円
勤続年数30年
- 800万円+70万円✖️(30年ー20年)=1,500万円
20年以下だと資産も増えているだろうから課税されそうね
退職金と併用はできるのかしら
同じタイミングだと合算されるから時期をずらしたほうがいいかな
iDeCoは75歳までに受け取ればOKなんだ
例えば、会社の退職金は55歳までに受け取って、iDeCoは75歳で「一時金」として受け取ればダブルで退職所得控除が使えるよ
現行の制度では19年以内だと、どちらか長いほうだけが適用されてしまうんだ
20年の期間を空けるのは長いわね
まだもう1パターンあるんだ
iDeCoを60歳で「一時金」として受け取って、
65歳で会社から退職金を受け取ればそれぞれ退職所得控除が利用できるよ
5年空ければいいのね
でも会社によっては60歳以降で受取できないこともあるんじゃない?
しっかり確認しないとだね
スイッチングができる
スイッチング?
カンタンにいうと別の商品に乗り換えるってことだよ
例えばAの商品を売却してBの商品を購入するみたいにね
後からいい商品が出てきた時に使えそうね
資金ロックはあるけど案外自由なのね
差し押さえされない
iDeCoは税金の滞納処分以外では差し押さえが禁止されているんだ
たとえ本人が破産してもiDeCoで積み立てた資産は守られるよ
なんだか「へそくり」のようね
もし離婚しても財産分与の対象外だよ
1mmでも自己破産の可能性があるなら満額iDeCoに積み立てるのもありかなって思う
現役世代しか利用できない
20歳から65歳までしか加入できないから
老後から加入しようと思っても利用できないんだ
新NISAとはここが大きく違うわね
税金控除をフル活用するならiDeCoを優先し、さらに余力があるなら新NISAを始めたほうがいいよ
将来、iDeCoで一時金を受け取って、その資金を新NISAに回せば効率が良くない?
確かにそうね
通常なら税金20.315%がかかるからもったいないわ
iDeCoの掛金には上限がある
まずは加入者ごとに分けていき、どんな人が対象か見ていこうか
わたしも大丈夫よね
加入区分 | 加入対象者 | 加入対象外 |
国民年金の第1号被保険者 | 20歳以上65歳未満の自営業者、家族、フリーランス、学生など | ・農業者年金の被保険者 ・国民年金の保険料納付を免除している方(障害基礎年金を受給されている方などは加入できる) |
国民年金の第2号被保険者 | 厚生年金の被保険者(会社員、公務員など) | ・勤め先で加入している企業型確定拠出年金の事業主掛金が拠出限度額以内の方 |
国民年金の第3号被保険者 | 厚生年金の被保険者に扶養されている20歳以上65歳未満の配偶者 | |
国民年金の任意加入被保険者 | 国民年金の任意加入者(60歳以上65歳未満で国民年金の保険料の納付期間が480ヵ月に達していない方) |
現役世代ならほぼ全員が加入できるのね
次は拠出限度額について見ていこうか
職種などによって上限額が違うから注意してね
加入資格 | 拠出限度額 |
第1号被保険者(個人事業主) | 月68,000円(年816,000円) |
第2号被保険者(企業年金がない会社員) | 月23,000円(年276,000円) |
第2号被保険者(企業型DCのみ加入している会社員) | 月20,000円 |
第2号被保険者(DBとDCに加入している会社員) | 月12,000円 |
第2号被保険者(DBのみ加入している会社員) | 月12,000円(年144,000円) |
第2号被保険者(公務員) | 月12,000円(年144,000円) |
第3号被保険者(専業主婦(夫) | 月23,000円(年276,000円) |
2024年8月時点
「DC」「DB」って何?
企業型DCは、企業型確定拠出年金のことだよ
DBは、確定給付企業年金、厚生年金基金などとも言うんだ
iDeCoは最低月5,000円から始められるって聞いたことあるわ
一括積立する方法もあるよ
そして掛金は1年に1回しか変更ができないから注意してね
節税メリットを最大限活用するなら上限まで積み立てるのが一番だわ
無理のない範囲で始めてみるのがいいよ
途中解約はできないから(積立ストップはできるけど、手数料はかかる)、コツコツ続けるのがいいんだ
オススメ商品
ぼくは楽天経済圏だから楽天証券の中からご紹介するね
確かに新NISAは楽天で、iDeCoが別の証券会社だと、管理が手間だわ
どの証券会社もだいたい同じ商品があるでしょ?
今はなくても将来追加されれば、スイッチングができるから、正直どこでもいいよ
コバ夫婦オススメ商品
- 楽天・S&P500インデックス・ファンド
- 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
楽天・S&P500インデックス・ファンド
純資産額 | 2563.99億円 |
信託報酬 | 0.077% |
設定来最安値 | 9,806円(2023.10.30) |
設定来最高値 | 14,605円(2024.07.11) |
リターン(年率) | 19.41% |
2024年1月に登場したばかりで、楽天ユーザーのほとんどがスイッチングしたよ
待ちわびていたのね
eMAXIS Slimシリーズが出るのも時間の問題だわ
ぼくは新NISAでもS&P500を積み立てているんだ
今後もアメリカの成長に期待しているからね
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
純資産額 | 1893.72億円 |
信託報酬 | 0.0561% |
設定来最安値 | 9,843円(2023.10.30) |
設定来最高値 | 14,093円(2024.07.11) |
リターン(年率) | 16.01% |
S&P500と同じで、2024年1月に登場したばかりだよ
オルカン、S&P500に分かれそうね
追加される前は何が人気だったの?
楽天・全世界株式インデックス・ファンドだよ
通称VTとも言われているんだ
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(VT)
純資産額 | 4939.88億円 |
信託報酬 | 0.192% |
設定来最安値 | 7,853円(2020.03.24) |
設定来最高値 | 26,081円(2024.07.11) |
リターン(年率) | 18.62%(5年) |
純資産額、リターンは申し分ないんだけど、S&P500やオルカンと比べるとコストがネックなんだ
iDeCoは長期運用が大前提だから、コストの差はとても大きいいわね
わたしのおすすめの本についてご紹介させてください
絶対に忘れてはいけないのは「お金はあなたの人生をよくするために存在する」こと
正しい知識を身につけて資産形成していきましょ
まとめ
今回は、iDeCoの制度についてご紹介しました
メリット、デメリットを理解してから判断しよう
iDeCoの注意点
- 金融機関によって手数料が違う(オススメはネット証券)
- 資産運用はあなたの責任で行われ、受け取る額は運用成績により変動する(元本保証型もある)
- 専業主婦(夫)などの課税所得がない方は、掛金の所得控除は受けられません(収入が0なため)
- 今は停止されていますが、今後、特別法人税(年1.173%)が課される可能性もある(復活は阻止したい)
iDeCoのメリット
- 掛金が全額所得控除できる
- 運用益も非課税で再投資できる
- 受け取り時も控除が使える
- スイッチングができる
- 差し押さえされない
- 現役世代しか利用できない
加入資格 | 拠出限度額 |
第1号被保険者(個人事業主) | 月68,000円(年816,000円) |
第2号被保険者(企業年金がない会社員) | 月23,000円(年276,000円) |
第2号被保険者(企業型DCのみ加入している会社員) | 月20,000円 |
第2号被保険者(DBとDCに加入している会社員) | 月12,000円 |
第2号被保険者(DBのみ加入している会社員) | 月12,000円(年144,000円) |
第2号被保険者(公務員) | 月12,000円(年144,000円) |
第3号被保険者(専業主婦(夫) | 月23,000円(年276,000円) |
2024年8月時点
オススメ商品は「S&P500」「オルカン」
ぼくは新NISAよりもiDeCoを優先し、余力があれば新NISAを積み立てていくよ
iDeCoで節税した分を新NISAで使うのもいいかもね
とくに現役世代しか利用できないってところに惹かれたんだ
新NISAは老後も運用できるから問題ないね
そのほうが非課税メリットをフルに活用できるわ
今回の内容が少しでもあなたのお役に立てれたなら幸いです
あなたの人生で今日が一番若い日
過去にはもう戻れないため、振り返らず前に進み、
今を大切に過ごしましょう
行動した人だけが見れる景色が必ずあるよ
思い立ったら即行動しましょう
あなたの人生が今よりもより豊かで、
自由な生活が送れるように願っています
最後にぼくがおすすめする本について紹介させてください
後悔しない人生にするために最も重要なのは、自分にとって一番大切なことが何かを明確にすることなんだ
自分の心の内を言葉で伝えなくても、察してもらえると思ってはいけないよ
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